2019.07.31 そもそも糖質って?
何気に見ていたテレビの中で、最近よく聞くタピオカジュースの特集をしていました。味によって違いはあるそうなんですが、Mサイズの大きさで糖分が角砂糖約22個分、タピオカミルクティーにすると約50個分入っていると言っていました。そこだけしか見ていないので詳しいことはわかりませんが、量だけを聞くとちょっとびっくりしました。
そこで今日は糖質の話です。
糖質制限や炭水化物制限ダイエットなどよく聞く言葉になってきました。お店などでも糖質オフや糖類ゼロといった飲み物が売られていますよね。
そもそも、「糖類」「糖質」「炭水化物」この違いはなんだと思いますか?
意外とこの違いを意識せず普段から使っていることが多いと思います。
まず、「糖類」ですが、単糖類もしくは二糖類といわれる分子量の小さい糖(糖の分子が一個か二個)で、代表的なものに、ブドウ糖(グルコース)、果糖(フルクトース)、ショ糖(スクロース)が挙げられます。スクロースとはブドウ糖と果糖が結合したもので、いわゆる砂糖ですね。乳糖、麦芽糖なども糖類に含まれます
次に、「糖質」とは、糖類に加え、糖類よりも分子量の多い多糖類や糖アルコールと呼ばれるものを指します。トレーニングをしている人がよく摂取しているマルトデキストリンであるとか、でんぷん、甘味料もこれにあたります。
最後に、「炭水化物」、炭水化物は、糖質に加えて食物繊維を含んだものの総称です。
ちなみに、食品表示基準では糖類、糖質ともに100mlあたり0.5g未満であれば「ゼロ」、100mlあたり2.5g未満だと「オフ」と表示できることになっています。
つまり、基準値内であれば、糖類や甘味料を使用していても「糖類ゼロ」「糖質ゼロ」と表示が可能です。
もし、「糖類ゼロ」と「糖質ゼロ」で迷った場合、甘さを控えたいなら糖類と甘味料の少ない「糖質ゼロ」を選ぶといいでしょう。
あと、ブラックコーヒーなどに表示されている「無糖」は糖類・糖質ともにもともと含まれていないということを指します。
簡単に言ってしまえば、どれも炭水化物の一部であるということです。ただ、違いを覚えておくと自分が行っているからだづくりの目的にあった食品選びがしやすいですよ!
参考にしてみてください‼
からだサポート
理学療法士 袖本雄介