2020.01.30 ウォーミングアップに最適!
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からだサポート袖本です。
皆さんはウォーミングアップと聞いて、どんなものを思い浮かべますか?
スポーツやトレーニングの経験がある方なら、怪我予防のためにストレッチが必要と言われてきたと思います。
ストレッチは運動前の習慣として、ほとんどの人が取り入れていますよね!
広く行われている伸ばしたまま止める静的なストレッチは、冷えた状態で伸ばすよりも
身体が温まった状態のほうが伸びやすく、どちらかと言えば運動後のほうが適しています。
これから動く準備をするためには、筋肉を伸ばすだけでなく活動の準備をしなければいけません。
①心拍数を上げる
②筋肉の血流量を増やす
③身体を温める
④神経系の活性化
大まかにですが、この4つは意識しておきたいポイントですね!
でも、朝出勤前にそこまで時間は取れませんし、練習前・試合前も
ウォーミングアップはできるだけ短時間に抑えたいですよね。
そこでおススメしたいのは、静的なストレッチではなく、動きを伴った内容のものです。
1つ簡単にご紹介します。
つま先をつかんだまま肘を伸ばし、両膝の内側に入れて、深くしゃがみます。
つま先をつかんだまま、お尻を持ち上げて膝を伸ばします。
ゆっくり膝の曲げ伸ばしを行いますが、動作中は常に背中が丸くならないよう注意してくださいね!
5~10回を目安に、慣れてくるにしたがって回数を増やしてみて下さい。
もも裏を伸ばすストレッチにもなりますが、膝の曲げ伸ばしをしながら行うことで
もも前、後ろの筋肉がそれぞれ収縮―弛緩を繰り返すことになります。
この表・裏のように拮抗し合う筋肉同士の関係を『相反性神経支配』と呼ぶのですが、
1つの筋肉が収縮すると、もう一方が緩むという働きを利用したやり方なんです。
今回紹介した体操だと、ももの前後だけでなく、股関節や体幹にも効かせることができるので
それぞれ個別に伸ばしていくよりも、1つで同時にできるので時間の短縮にもなります。
ウォーミングアップは車で言うところのアイドリングみたいなものですから
身体にとっては、温めながら心拍数を上げて準備をすることが重要なんです!
止めて伸ばす静的なストレッチだと、せっかく温まった身体がどんどん冷えてきたりします。
クールダウンには適していると言えますので、アップ・ダウンそれぞれ目的で
使い分けてもらうと怪我予防にもっと意味のあることになると思います。
からだサポートは健康的なからだづくりをお手伝いしています
何かお役に立てることがあるかもしれません!
理学療法士 袖本雄介