2020.03.24 可動性と安定性!
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からだサポート袖本です。
さて、タイトルにある可動性と安定性。
身体の効率的な動作には、可動性と安定性が共存している必要があります。
例えば、写真のようなストレッチなどに代表される柔軟性。
柔軟性は、筋肉を伸ばす能力として表現できますが、
ここでいう可動性は筋肉だけでなく、関節も含んだもっと広い概念。
スクワットを例にしてみます。
しゃがみこんでいく際、太ももが床と水平になるポジションを過ぎても
カカトがその位置のまま保てる能力。これを可動性とします。
スクワットという動作の中にはたくさんの筋肉と関節が関わっています。
たまに、しゃがみこめない子供の相談を受けますが、単純に足首が硬いから
できないということよりも、このスクワットに必要な動作をみただけでも
部分的に、ここの柔軟性が低いからできないと解釈はできません!
むしろ、股関節を曲げていくときに可動する必要がある、骨盤と背骨につく
筋肉と関節の連動した動き。そこをタイミングよく可動させていくことの方が重要です。
そして、次に安定性。
安定性は、力や動きをコントロールする能力を指します。
ややこしいですが、筋力というのは力や動きを発揮する能力ですね!
多くの場合、安定性は筋力の基礎となります。
片手を上に挙げる動作で例えてみます。
まず、腕を挙げるだけの可動性が筋肉と関節になければなりません。
腕の骨は、肩甲骨にくっついて関節を作っているので、挙げるためには
肩甲骨を身体から引き離さず安定させなければなりません。
この動作だけでも、可動性と安定性の関係が共存して成り立っていますよね!
この時に重要なのは、大きな動作を生む挙げるための筋肉ではなく、
肩甲骨を安定させる筋肉がしっかり機能しているかということ。
挙がらないからといって、強引に挙げたり、ストレッチをし続けることで
かえって機能の低下を助長していることもあったりするので、この
可動性と安定性の関係をしっかりと理解しておく必要があると思います!
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理学療法士 袖本雄介
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