2019.08.22 肩こりの人の特徴は。
おはようございます。
涼しい日が続いていますね。湿度は高いと思いますが、蒸し暑くないのでずいぶん過ごしやすく感じます。
今日は、肩こりの人によく見られる特徴の話です。日本人の約8割が肩こり経験者とも言われています。
その前に、筋肉の特性について少し。
人は四足歩行から二足歩行へと進化していったと言われていますよね。
二足歩行へと進化したことで、前足だったはずの手に体重をかける生活から、ぶら下げる姿勢へと変化しました。
両腕の重さは大人で約8kg、頭は約5kg。これを筋肉で支えなくてはいけなくなりました。
肩まわりの筋肉だけでなく、頸・腰にも負担がかかってきてしまいます。
重力の影響を受けて腕をぶら下げている肩の上側は伸ばされやすくなり、頭が前方へ出やすい人は頸の後ろや背中、腰が伸ばされやすくなります。
日頃から伸ばされやすい部分の筋肉は、力を発揮しづらくなっており、そのまま伸ばされ続けると徐々に損傷してきて痛みを出す状態へとなります。
逆に、凝っている部分というのは伸びない状態ではありますが、力は入りやすく痛みが出ないことが多かったりします。
筋肉をゴムに置き換えてみると、伸びすぎてしまったゴムってかなり伸ばさないと張力を感じませんよね?
伸びすぎてしまったことで痛みを出している状態だとしたら、伸ばしたり揉んだりして柔らかくしても痛みは変わってこないでしょう。
伸ばされてしまった筋肉は、縮める状態にしていかないといけないので、筋肉を縮めた状態から動かす練習が必要です。硬く凝っている筋肉は逆に伸ばしていかないといけません。
それと合わせて筋肉が伸ばされてしまう不良姿勢に気づいて、日頃から姿勢を変えていかないとダメですよ!
症状が長い人は、伸ばされている期間が長いので修正に時間がかかります。どうしても、マッサージだけではなかなか難しいです。
猫背のかたはもちろんですが、どちらか左右のかたの高さが違うなんて人は要注意ですから、早めの対処を考えて下さいね!
からだサポートでは、姿勢の確認⇒日常・仕事で姿勢への影響を推測しながら肩こりの原因を考えていきます。
痛い、硬い部分を揉む・伸ばすだけでは症状は変わっていきません。
原因に対して正しいアプローチが大切ですから‼
肩こりでお悩みの方は、ぜひ一度お越し下さい!
からだサポート
理学療法士 袖本雄介