2019.08.02 姿勢から考える(スウェイバック)
今日も暑いです。毎日が真夏って感じになっていますが、すでにバテている、なんて方もいそうですね。
お店に暑中見舞いのはがきをいただいて、朝から嬉しいです。ありがとうございます!
暑い日が続きますが、しっかり乗り切っていきましょう!
今日は、姿勢から見てとれる特徴から考えていきたいと思います。
姿勢が悪いから変えたい!でもどうしていいかわからないというかたに、参考にしていただけると幸いです。
上にある二枚の写真ですが、よくみられる姿勢で、スウェイバック姿勢と呼ばれたりするものです。
右の写真(少し見づらくて申し訳ないですが…)にある点線が重心線です。背骨の上(胸椎)は重心線よりも後ろ、骨盤は後ろに傾きながら重心線より前に偏位してしまっている状態です。
デスクワークがお仕事のかたや、長時間の移動が多い人はなりやすいので注意が必要です。
重心の位置が股関節に対して、後方に移動することになるため、お尻の筋肉である殿筋と、腹筋に力が入りにくくなってしまいます。胸椎の後弯も起きているため、背筋も働きにくくなっていると思います。
胸椎が後弯した状態では、頭が重心線より前に位置してしまうため、頸の筋肉で支えようとすることにもなり、頸・肩こりにもなりやすいです。合わせて、肋骨の動きも少なくなってしまうので、呼吸器から自律神経にも影響は出てきてしまいそうですね…
猫背が気になって胸を張ろうとして、頸が前に移動してしまったり、両手をバンザイして腰が過剰にそってしまうなんてことが思い当たりませんか?このように、姿勢の変化で影響を受ける動きはたくさんあります。
これらは、横からみた姿勢から推測されることの一部ですが、そこからつながっている腰や手足にも良くない影響が出てきそうですよね!正面からみて、左右差がある場合ではさらに悪影響は出てくるでしょう。
対処としては、殿筋と腹筋に力をつけていく体操が必要です。簡単にできるものとして、仰向けで行う腹式呼吸から行ってみてください。鼻から吸った空気がお腹に入っていくイメージで、吸ったときにお腹が膨らむ。吐くときは口から「フー」と吐いていき、空気が出ていく感じでお腹がへこんでいくという具合です。仰向けで、腰が反ってしまうかたは、写真のように膝を立てて行うと腰が反りにくくなると思います。1日10回程度を2セットでいいので取り入れてみてください。
どうしても、殿筋と腹筋に力を入れることがうまくできない、効率いい体操が知りたいという方は一度来てみてください。あと、長時間の同じ姿勢をする習慣があれば、それも意識して変えるようにしてみてくださいね!
姿勢のことでお悩みのかたはからだサポートまで
理学療法士 袖本雄介