2019.10.23 膝痛には股関節が大切!
雨が降っていないと自転車で通勤しています。
自転車で通勤されているかたや歩いておられるかたを他にもたくさん見かけます。
朝から身体を動かすって気持ちいいですね~。
さて、膝の痛みに対して皆さんはどんな対処をされていますか?
お医者さんから、膝まわりの筋肉を鍛えるように言われたことがある方もいると思います。
膝関節というのは元々、曲げる・伸ばすという動きしかできません。
歩行の際、適切に力が入らないとすぐに弱くなってしまうのが下半身の特徴のため、曲げ伸ばしの機能しかできない膝関節にとって、複雑な動きが可能な股関節の働きがとても重要になってきます。
歩行動作から考えてみても、腕を振る、身体を捻るという上体の動きを制御したり、速度の調節などが求められます。
膝は捻る動作にとても弱いため、“曲げる・伸ばす・開く・閉じる・捻る” 動作が可能な股関節の助けが必要なんです。
そのため、膝の機能を上げることも確かに大切ですが、股関節の機能が低下することで膝にも負荷が!
と、考えると膝まわりの筋肉ばかりを強化しても不十分なことがわかってきます。
ですので、股関節・膝関節と両方で鍛えることが大切なポイントですよ!
左右どちらか弱くなっていることが多くみられる傾向です。
膝の痛みをとるため運動の前に、一度股関節の機能を確認するといいと思います。
痛みをとる目的の運動で痛めてしまうことがないよう、始める前にチェックしてもらうことをおすすめします。
からだサポート
理学療法士 袖本雄介