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2019.09.11 夏バテ?(栄養から考えてみる③)

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さて、夏バテ?を栄養から考えてみるのも今回が3回目となります。

興味のある方は、読んでみて下さい。

週間予報をみると、まだ暑さは続きそうな感じですからね…

まず、みなさんは貧血の症状が夏に多いことを知っていたでしょうか?夏バテ貧血の症状はとても似ているんです。貧血の症状にも全身の疲労感や倦怠感、頭痛、立ちくらみは出てきます。ですので、症状だけでどちらかを判断することは難しいですよね。

ミネラルに含まれる鉄分。やはり鉄分も汗と一緒に流れ出てしまいます。水分や塩分補給は頻繁に言われていますが、汗を大量にかく夏場は鉄分も不足しがち。今回はその大切な『鉄分』についてご紹介します。

赤血球中の約99%は、ヘモグロビンという成分でできています。

このヘモグロビンに含まれている鉄分は、酸素の運搬や、酸素を使ったエネルギー代謝サイクルにも働いています。

体内の60~70%の鉄分は、ヘモグロビンとして存在しており、残りの鉄分は肝臓や脾臓に貯蔵されています。万が一、体内の鉄分が不足したとき、この貯蔵鉄が使われるようになっているのです。

鉄分の種類

・ヘム鉄・・・主に肉や魚など動物性タンパク質の食品に含まれている鉄分。

ヘム鉄は、体内への吸収率が高いことが特徴の一つと言われています。

多く含まれる食品・・・牛肉(赤身)、レバー、あさり、うなぎ、まぐろ、かつおなど。

非ヘム鉄・・・主に植物性タンパク質の食品に含まれている鉄分。

多く含まれる食品・・・大豆、ホウレンソウ、小松菜など。

非ヘム鉄は、体内への吸収率が低いことも特徴の一つです。

吸収率の低い非ヘム鉄ですが、ビタミンCと一緒に摂取すると、吸収率が上がることがわかっています。

ちなみに、動物性タンパク質にはビタミンB6、ビタミンB12が豊富に含まれており、植物性タンパク質には葉酸が含まれていますので、前回のブログでビタミンB群の働きからもわかるように夏バテ・貧血は関連がやはりありそうですね!

しかし、鉄分を効果的に摂取することで貧血の予防を図るといっても、水分や塩分補給のようにその場で簡単にできないことも事実。

そこは、大変であっても日頃の食事に取り入れていくことがやっぱり大切です。

大変かもしれませんが、自分のからだのためと思えばなんでも続けていかないといけませんね。

また鉄分を日常から摂取することは体内へ取り入れる酸素が増えるため、トレーニングやダイエットをされている方も不可欠ですよ!

摂取の仕方であったり、貯蔵量の調整、避けるべきポイントなど鉄分はたくさんあります。

知っておくとからだづくりにも効果的ですよ~!

栄養・運動・休養をからだサポートでは重視しています‼

理学療法士 袖本雄介