2019.08.01 エアコンの使い方に工夫を。
毎日、暑い日が続きますね。連日の30度越えでエアコンは必須になってると思います。
一昨日、昨日と来られたお客様で喉の痛みを訴えられている方が続きました。熱はないが、喉の痛みが取れない場合と、熱、鼻、喉の症状があるかたの二つパターンがあるみたいです。
連日の暑さでメディアなどでも上手にエアコンを使用していきましょうと、頻繁に聞きます。さすがに水分補給や扇風機だけでは限界がありますからね。
ただ、涼しくするために部屋を閉め切って、エアコンをずっとつけっぱなしにしておくのはあまりおススメではありません。
というのも、長時間使用によって部屋の湿度は意外なほど下がっています。冬場のヒーターを使う場合は、換気を意識しますが、クーラーではあまり考えたことありませんよね?お店でも、時計に付いている湿度計をみると結構下がっていて、部屋が乾燥していることにそこで気づいたりします。
閉め切った環境でエアコンをつけて長時間生活をしたり、睡眠中の使用によって乾燥したことで、喉を傷めてしまっているのかもしれません。
もう一つ考えられることとしては、エアコン自体の問題です。
カビは、温度25度以上、湿度60%以上で発生し、湿度がさらに上がると、一気に増えると言われています。冷房を使用すると、エアコン内部の湿度は80%を超え、ホコリを好むカビが水分とともに、どんどん増えてしまいます。使用後そのままでは、結露が発生した状態で放置することとなり、次回使用する際にカビやほこりが空気中に出てきてそれを吸うことで症状の悪化を招く、という可能性も考えられます。
対処としては、エアコン内部を掃除することです。最近のエアコンは自動でしてくれる優れものもあるみたいですが、結構めんどくさいですよね!そこで、冷房を使用した後、20~30分程度の送風運転をするようにしてみてください。エアコン内部を乾燥させることで、カビの増殖を抑えることができると思います。もちろん、部屋自体の換気も必要ですが、窓を開けると暑いですからね…
あとは、すぐにでも涼しくなりたいからと、風を直接人に向けて使用することも要注意。直接当たることで、気道が刺激されやすくなり、身体も気づかないうちに冷えてしまいます。暖かい空気は上に、冷たい空気は下に行くので、冷たい風を直接身体には当てないように、寝ているときなどはエアコンの冷たい風の通り道を、扇風機などで作るように向きを考えて「身体ではなく部屋を冷やす」ことを意識するといいかもしれません。
以上、理学療法士以外に、環境アレルギーアドバイザーという資格を持っているための豆知識でした!
体調管理も大切なからだづくりの一環ですからね‼
では、また。
からだサポート
理学療法士 袖本雄介