2020.12.23 からだづくりでの糖質の役目②
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
からだサポート袖本です。
今回は前回に引き続いて糖質摂取のお話です。
糖質は身体にとって大事なエネルギー源。
ですが、摂り過ぎは避けたいものですよね。
では、なぜからだづくりにおいて摂り過ぎが問題となるのか?
それは摂り過ぎによる血糖値の急上昇が起こるからなんです!
血糖値とは文字通り、血液中の糖の量を示す値。
糖質の摂り過ぎは高血糖を引き起こします。
これにはインスリン
というホルモンが関係しているのですが
このインスリンは、血液中の糖を
各組織に送り、血糖値を下げるのが役目です。
血液中の糖が多くなるとインスリンの量は増え続け
糖がどんどん身体の各組織に運ばれていき
余った糖が体脂肪へと替えられていきます。
この体脂肪を増やさないためには
血糖値の急上昇を防ぐことが大切。
そこで参考にしてもらいたいのがGI値!
グリセミックインデックスの略で
食品がどれだけ血糖値を上昇させるかを示す指標です。
摂取したとき血糖値の上昇率を100として
数値が高いほど糖が吸収されやすく
血糖値が上昇しやすいということを示しています。
下の表は、食品別のGI値。
GI値が70以上のものを高GI値 |
食品例:白砂糖109、食パン91、ジャガイモ901、精白米84、ニンジン80 |
GI値が69~56は中GI値 |
食品例:スパゲッティ65、かぼちゃ65、生そば59、玄米56 |
GI値が55以下なら低GI値 |
食品例:さつまいも55、全粒粉パン50、牛ロース46、豚ロース46、鶏もも45 |
トマトが30、ほうれん草15と、野菜はとてもGI値が低い食材になります。
GI値が高い食品を摂ると、血糖値が急激に上昇し
これを抑えるためにインスリンが大量に分泌されます。
インスリンは、細胞に糖を取り込むだけでなく
過剰な糖を脂肪として蓄えることで結果として血糖を上げてしまいます。
さらに!
急激なインスリンの分泌はそこから低血糖となり、空腹感や
甘いものへの欲求を引き起こすことに繋がってしまうんです!
低GI値の食品を食べることは血糖の変動が緩やかになり
空腹感であったり、脂肪の蓄積が起こりにくくなります。
要するに、肥満を予防できるということです!
からだサポートは健康的なからだづくりのお店です
トレーニング・ダイエットにぜひどうぞ!
理学療法士 袖本雄介