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2019.10.02 骨盤傾斜と腰椎前弯

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毎年、この時期になると何を着て出ようか迷います。半袖か長袖で迷った結果、いつも半袖になるんですけどね。

10月から衣替えの学校や職場がほとんどだと思いますが、まだまだ日中は暑かったりしますから難しいところです。

さて今日は、身体の連動した機能についてお伝えしようと思います。

お店に来ていただくお客様からの質問として、腰痛が続き、姿勢が悪くなってから膝が痛くなった気がするということがありました。

その話と合わせて背骨と骨盤、膝痛を含めた機能的な動きを中心にお伝えしていきます。

まず、骨盤の傾斜と腰椎の弯曲は連動して動いています。

まず正常の姿勢から左側の姿勢です。このモデルのように骨盤の前傾角度が大きくなると腰椎は過前弯となり、腰の関節症など腰痛が引き起こされます。

しかし股関節としては、大腿骨の骨頭が骨盤の受け皿にしっかりと覆われるため、力学的に安定します。

次に、正常姿勢から右側の姿勢ですが、骨盤の後傾角度が大きくなることで通常必要な腰椎の前弯が失われ、反対に後弯してきてしまいます。

腰椎の前弯は椎間板にかかる圧力や背筋の内圧を分散させる役割を果たしているため、前弯が消失してしまうことで腰痛を引き起こしやすくなってしまいます。

そして、股関節に対しても、骨盤の覆いかぶさる部分が減少するため不安定となります。

絵で見てもわかるように、股関節や膝は屈曲位という常に曲げた姿勢を取ってしまい、負荷がかかりやすくなり二次的な股関節痛や膝関節痛が生じることになっていきます。

これは、猫背のままバンザイするような動きをしてみると可動範囲が極端に少なくなるといった、上半身との連動した動きも同じことを意味します。

前者の姿勢は比較的若年者にみられ、後者は高齢者によくみられる変化でしたが、若年者でも座っている時間が長い生活習慣も関係しているためか、増加していると感じています。

姿勢の変化による股関節・膝関節の痛みだとするなら、痛みの部分に対してアプローチしていくよりも、姿勢の方からみていくことも大切なことがわかります。

慢性的な痛みや、治療してもあまり症状に変化が…という方は、痛みを姿勢の影響から考えてみるといいかもしれません。

肩や膝に痛みがある場合でも、からだは全体が連動して機能するひとつのユニットとしてみていくことがとても大切なことですね!

ではまた。

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理学療法士 袖本雄介