2019.10.07 火事場の馬鹿力?
非常時において、今まで経験したことのない力が発揮できることを火事場の馬鹿力なんて言いますよね。
私たちが普段、どんなに思いっきり筋力を発揮しようとしても、骨格筋にはすべての筋線維を動員して100%の力を発揮することができないようになっているんです。
これは、骨格筋自体や腱組織に大きな負担がかかることを避け、怪我をしないよう無意識に防御機構が働いているためと考えられています。
このような筋力発揮にストッパーをかける状態を「心理的限界」といい、中枢神経系に抑制がかかっていると言われています。
一方で、筋肉に電気刺激を与えて筋線維を強制的に収縮させるような方法(通販番組で腹筋にベルトを巻くようなものなど)でおこる最大筋力は「生理的限界」と呼ばれています。
トレーニングを日頃から行っている方はわかると思いますが、トレーニング後すぐに筋線維が肥大したり、太くなったりはしません。骨格筋が目に見えて肥大してくるようになるには、少なくとも1~3ヶ月間のトレーニングが必要です。
でも、トレーニングをしていると骨格筋が肥大する前に、力が出しやすくなった!なんてことありませんか?
これは、トレーニングを行っていくと、筋収縮を生じるための神経系の働きが改善されたことによって、ストッパーの一部解除が起こり、より多くの筋線維が動員できるためです。
人の身体は刺激に対し、初めに神経系が反応していき、さらにトレーニングを継続していくと、筋肉を支配している神経系の働きがさらに改善するので、たくさんの筋肉達を使えるようになってきます。
トレーニングでもダイエットでも運動効果を実感するのはやはり個人差があって、数回で実感する方もおられますし、3ヶ月たっても実感できない場合もあると思います。
はじめの数回で実感できたからといってそこで終了!と考えてしまうのは非常にもったいない。
もう少し続けていけばしっかり筋肉が強くなって姿勢良くなり、引き締め効果も、もっと長続きするのに…
そこから継続して運動していると本人が実感していなくても、まわりから「姿勢良くなったね」とか「なんか痩せた?」なんて言われて効果を感じたりすることもあります。
そこまでいけば効果を実感して確実に継続することができそうですね!
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からだサポート
理学療法士 袖本雄介