2020.07.13 膝の腫れには早めに対策を!
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
松江市西川津町にありますからだサポートです。
先日お客様の紹介から、注射で水を抜いてもらっているけど
膝が真っすぐに伸びなくなってきてしまったという方が来られました。
膝の痛みがなかなか取れない方をみさせて頂くとき
腫れが引かず、長く続いてしまっている状況をよくお聞きします。
膝というのは、靱帯損傷・半月板損傷などでも腫れますし
変形を伴った膝関節症でも腫れる状態が続きます。
特に!痛めた後はどうしても腫れが出ます。
そこで大切なことなんですが、腫れてしまった場合
できるだけ早く引かせるようにしましょう!
理由はいくつかありますが、その中でも避けたいのが筋肉の弱体化です!
膝に水が溜まると、筋肉が抑制されてしまい小さくなると考えられていて
特に、太ももの前側にある大腿四頭筋の中でも内側広筋という
内側の筋肉が弱体化し、細くなっていってしまいます。
弱くなっていると萎縮してくるため太ももが細くなっています。
みさせていただいたお客様も内側が明らかに細くなっていました!
この状態から考えられることは、安静にして痛みが引いたとしても
膝を支える筋力がないので歩いただけでも痛みが出てしまう。
伸びにくい状態では、立っているだけでも疲労感が出る。
さらに言えば、反対側の脚との機能的な長さに違いがあるため
痛みや腫れが出やすい条件がどんどん増えてくることが簡単に予想できます。
それでもこのお客様では、伸びにくい要因のいくつかを施術で調整した後
力の入っていなかった内側広筋に収縮を入れることが確認できました!
そこから、自宅で行ってもらう硬さの出やすい部分のケアのやり方と
膝を伸ばすエクササイズを次回まで続けてもらうようお願いして今回は終了。
経過をみていく必要はありますが、力を入れる感覚を上手くつかんで
おられたので次回までに状況が好転していることが期待できます!
あとは、立ち仕事中の工夫の仕方、痛みを感じる前に休息を取り入れる。
日常生活自体でも注意をしてもらうことですね!
痛めてすぐには腫れを抑えるようにケアすると思います。
しかし、腫れが引かないからそのままにしている。
痛みがあっても、少しの安静で復帰をした。その影響が
膝への負担となり組織の回復が間に合っていない可能性があります!
腫れを取ってから、負担の少ない動きを開始して力を入れやすくする。
腫れを取ってから、身体を支えられる機能的な膝を作っていく。
膝への負担が起こっているから膝が腫れるのであって、痛みが出ます。
負担を与え続けてしまうといつまでも症状が残ったり、腫れます。
膝の特に内側が細くなって来たな~?という方は早めの対処をしましょう!
注射以外の方法でもしっかりケアをすることをお勧めしますよ!
からだサポートは健康的なからだづくりをお手伝いしています
何かお役に立てることがあるかもしれません!
理学療法士 袖本雄介