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2019.10.10 足底腱膜炎のお客様

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今日は、病院で足底腱膜炎と診断され経過の長い状態から、走る練習が可能になったお客様のお話です。

足底の炎症なので足の裏、特に踵の内側に痛みが多く起こると言われています。

まず、足底腱膜炎と聞いてどんな負荷が影響して起こるものと想像しますか?

立ち仕事や長距離ランナーの方によくみられる症状と言われ、このお客様も趣味でマラソンをしておられる方でした。

今は、東京マラソンに代表されるように街中を走るマラソンも増えていますよね。

島根でもレディースマラソンだったり、国宝指定を記念した松江城マラソンというのも行われるようになりました。

経過は長く、初めて痛みを覚えたのが2年前。もともとジムでトレーニングをされている時にマラソンを勧められて、10kmコースに出場し痛めたのが最初で、病院に行ったものの状態は変わらず、そこから休んでは痛めてを繰り返してこられたそうです。

今回は12月にある松江城マラソンに出るため4か月ぶりに走るのを再開してみたところ、違和感が出始め7km付近で激痛に変わり、1か月たっても歩行時の痛みも取れずお店に来られました。

初めに確認をしたところ、現在は走るのをやめて様子をみているのに、仕事(立ち仕事)などの日常生活にも痛みを感じてしまう状態でした。

足底の痛みなので、痛くなる部位を確認して押してみますがそこまで強い痛みはなし。

休むと痛みが緩和してくるため動けると思い、動いてみると痛みが再燃するため練習ができずストレス…

大会には出たいので、病院でもらった痛み止めを再度使うかどうかも迷っている。もう、悪循環ですね。。。

痛みの出る部分に圧痛がない。動いていると痛くなる。動きかたで負担がかかっている?

走り方も見れるともっと深く推測できるとは思うんですけどね。

まずは、立位・座位・歩行と動きを入れてもらいながら姿勢の評価から。

はじめの印象として手がとても大きくて筋肉質な方だなと。ただ、特徴的な前後屈と歩行。

左右差が強い人なのかな?と思いながら、寝た姿勢でも確認していきます。

左臀部と比べ、右臀部には弾力がなく萎縮?と思わせる兆候。腰部の筋肉は左右ともかなりの硬さ。

強い症状の肩こりもあるとのことで、頻繁にマッサージに通っていると。

施術をするポイントを探っていく途中でやはり左右差が強い印象を持ったため、一旦筋肉の力をみる簡単なテストを行います。

すると、筋肉によっては左右差がなく、とても強い力が出せる状態であるものの、姿勢と動かし方を変えて抵抗をかけてチェックするとかなり筋出力に左右差が!

本人に確認すると10年以上前に腰のヘルニアで手術をしたことがあり、どうやらそこからの影響があやしい。

ご自身では気づいていなくても、細かくチェックしていくと思うように動かせない部分て結構あるんです。

10年以上前のことだったので、ご自分でも治ったと思っていたと驚いておられましたね。

足底腱膜炎の症状があるのは左ですが、右側のお尻、大腿部前面、足の指それぞれに筋力低下がみられる状態。

逆に、左側には硬くなっているポイントが多数!そのため、施術するポイントは主に左側の硬い筋肉。

そこから、筋肉の反応を確認しながら、右側の筋肉に力が入るような低負荷のトレーニングへ。

かなり、地味なトレーニングになっちゃいますが1対1だとそのとき、そのとき本人に負荷を確認しながらできるので、どこに効いているのかわかりやすいのが良いところです。

「これってこんなキツいんですね⁉」って言ってもらえると嬉しいです(笑)

低負荷でしっかり目的の筋肉に刺激が入るようになったら、立位姿勢などの荷重がかかる姿勢の再チェック。

それから、片脚立ちであったり、歩行などの動作を伴う運動も取り入れていきました。

2週間に1度お店に来ていただいて今回で3回目。

お願いしているご自宅での体操もしっかりできておられるようです。

現在は、ジムで短時間にしてもらってはいますが、走る動作まで持っていけています。

あとは、炎症が出ないように負荷量の調整、外で走る練習再開に向けて地味トレの継続ですね!

頑張って続けておられますから、なんとか良い結果で終わってほしいです!

毎回お客様それぞれに、ご自宅でしていただきたい体操を手書きで書いて渡しているんですけど、

「それってインターネットから印刷しといてそのつど渡せばいいのに」って言ってもらいました。

確かにその方が便利です。

でも、それぞれ微妙に違う動きかたを伝えるにはやっぱり手書きがいいんですよね~‼って思いました。

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理学療法士 袖本雄介